バリウム検査と上部内視鏡検査(胃カメラ)のお話
どちらの検査をやろうか迷われたことはありませんか。
バリウム検査はバリウム(造影剤)と胃を膨らませる発泡剤を飲んだ後に胃のレントゲン写真を撮る検査です。検査の際は台の上で指示に従い色々と体勢をかえていただきます。バリウムが溜まるところは白く、溜まらないところは黒く写ります。陰影を利用して主に凹凸のある病変を検出します。
健康診断の検査ではバリウム検査が一般的かと思いますが、全国的にみると徐々に内視鏡検査が普及しています。
バリウム検査は安い、嘔吐反射が強い方にとっては楽、などのメリットがある一方、胃液が多い方では見にくい、早期がんは発見しにくい、バリウム検査で異常があった場合は内視鏡検査を受けなくてはならないなどのデメリットがあります。
◆このような方には上部内視鏡検査(胃カメラ)がお勧めです◆
・便秘の方
・体勢をかえるのが辛い方(内視鏡検査は眠っての検査も可能です)
・胃をよく調べたい方
・食道がんや逆流性食道炎など食道の病気も気になる方
・家族に胃がんの方がいる方
・過去にピロリ菌感染(除菌、未除菌問わず)がある方
・胃の症状がある方
・40歳以上の方
*自分にどちらの検査があうかわからない場合はご相談ください。勝呂医院では両方の検査を予約なしで行うことができます。